「なあ千石、 知らないか?まったく、あいつマネージャーの仕事放っぽり出してどこ行ったんだ…」



「あれっ南 聞いてないの? ちゃんだったら具合悪いから早退するってさっき帰ったよ。」



えっ、そうなのか…!? そうか…1人で大丈夫かなあいつ。今朝もちょっと風邪気味だとか言ってたし…」



…心配? まあ、そりゃあそうだろうねぇ〜 …フフフフフ♪



なっ、何だよその笑い方は! …俺はただ… 部長として 心配してるだけでっ……」



「ハイハイ、それよりさっさと行かなくていいのかな? ちゃん帰っちゃっても知らないよ〜?」



はっ! そうだった…! 悪い千石、後 任せてもいいか?」



「もう自主トレだけだし適当に指示出しとくから帰っちゃっていいよ。 あ…今度のもんじゃ、南の奢りね♪



「 うっ… 仕方ないな…。それじゃ、悪いけど頼んだぞ!」










…本っっ……当に わかり易いって言うか…嘘のつけない性格だよなぁ、南ってば…。」



















「入るぞ ……って誰もいないな。うーん…一足遅かったか。…ま、急いだら今からでも追いつけそうだしさっさと着替えるか。」






「…あ。そういえばこの間、伴爺に資料用のロッカー空けといてくれって言われてたんだっけ……… ん?












ん?












「誰だ?こんな所に服なんか入れて全くしょうがない奴らだな………あれ、なんか引っかかってるのか?……よっ……と!」











ガラッ。

















「……え?…… っ…ぅわぁあぁあぁあぁ―――!!!!!!  …っ …!?

おまっ…なんでそんな所に入ってるんだよ…ってしかもそんな、しっ……ししし下着姿で…っ !!!






部活中で誰も来ないと思って着替えてたら足音がしたから…ってお前なあ……

…と、とにかく入り口で俺が誰も来ないように見張っててやるから、さっさと着替えっ……












千石せんぱぁ ――― い!!どこですかぁ―――?? …やっぱり部室の方かなあ……。」












この声は…… 壇!? ヤ…ヤバいぜ、こっち入って来るぞあいつ!

……え?隠れてって何処に………あっ コラ!引っ張るなよ、
うわっっ!!






















せんぱ―― い? ……あれー、誰もいないです……さっき物音がしたような気がしたのに…。」




















……行ったか? は―――… まったく、寿命が5年は縮んだぜ…って言うかお前、相変わらず大胆な事するよな……




うっ…まあ、確かにあの状況で見つかったら言い逃れるのは難しそうだけどさ。…や、
なんで裸なのよ って言われても…

俺も
着替えの途中だったんだから仕方ないだろ……と、とりあえず早くここから出て着替えを……

何だ?何か聞こえるって?…しっ、誰かが廊下を走ってるみたいだな… もしかして壇がまた戻って来た
のか?












…行ったみたいだな。千石を探してるようだったけど部室前をウロついてるって事は迂闊に出るのは危険だし…

やれやれ…しょうがないな、もうちょっとだけ様子を見て大丈夫そうなら出ようぜ?
















……暗いな。 …え?い、いやそんな別に 見たい とか思ってるんじゃなくて…っ!!

し、心配しなくても暗くて何にも見えね
ーよ………残念ながら……






ななな何も言ってないだろ!? いてっ!ちょ、 よせって…っ、こんな狭いトコで暴れたら危な……うわあ !!!

















いっ…ててて…… だ、大丈夫か 頭とか打たなかったか!? …ん?何だ、どっか痛いのか?

……苦しい?…あっ…! ご、ごめんっっ…! その、咄嗟につい……べ、別に変な意味はないぞ!?

…あ、ああそうだ 、それより千石に聞いたけどお前…具合悪くて早く上がったんじゃないのか?

今朝もホラ、なんか風邪っぽいとか言ってたからさ……大丈夫か?










…大丈夫か?







ホントか…?お前の 「大丈夫」 はアテにならないからなぁ……あんまり無茶するなよ?

それから、今日みたいに具合悪くなっ
て早退する時は千石じゃなくて…ちゃんと俺に言えよ?…なんで、ってそりゃ…その…

……ぶ、部長だからに決まってるだろ!
……はあ、お前らどうせ俺のこと全然部長だと思ってないんだろ…


……なんだよ…何笑ってるんだよまったく……はあ…………。







…なんか腹減ったなー…帰りにコロッケでも買ってくか。え、私も…って また俺の奢りなのかよ!?

しょうがないな…まあ、それだけ食欲があるなら大丈夫みたいだな。…よし、外も静かになったしもう大丈夫だろ。


俺、むこう向いたまま先に出るからさ。今度はち
ゃんとドアの外で見張ってやるから…安心してゆっくり着替えろよ、な?













…… ー?ちゃんとそこで待ってるかー? …ああ、もう着替えたからそっち行くよ。

…全く、あんまり俺に心配かけるなよな。 …な、なんでもねーよ! タダのひとり言だよっ…ほら、帰るぞ!

鞄?…いいって、具合悪いんだろ?持っててやるよ…今日だけ特別な。あーそれと、家まで送ってってやるから帰ったら

ちゃんと手洗ってうがいして温かくして寝るんだぞ?…って危ないから廊下は走るなって!


おい、聞いてるのか !?……ホント、世話のやけるヤツだな…。




……待てよ、























大丈夫じゃないよ!   ( 私が。)





妄想劇場 vol .5  〜 南 と hide and seek 〜






かなり久し振りの更新ですよ妄想劇場。半年振りくらいじゃないのかもしかして。
今回は拍手には入れず、いきなり名前変換つけてここに入れる前提で作りました。

…さて、前回のキヨを上げた後くらいから密かにアンケートをとっていたんですが、なんと
見事 栄光の第1位 に輝いたのが南だったという。南の「み」の字もないようなサイトなのに、
来て下さる方の中に南好きさんが意外にも多い模様。  
…うち2名程は心当たりがあるんですが。(笑)

南1人だと更に説明くさくなりそうだったので、キヨをゲストとして登場させました。キヨ的にはきっと
お互い惹かれ合っているのは目に見えてわかるのに、いつまで経っても進展しない鈍感な2人に焦れて、
「さっさとくっついちゃえよ!」 とか思っている感じです。色々と手助けや協力はそれとなくしてくれるけど、
ちゃっかり見返り (もんじゃとかお好み焼きとか) を要求するくらいの抜け目の無さも私の理想なので。

南は好きなんだけど、イマイチ自分の中でキャラがつかめてなくて、ネタが決まるまでがやたら
長かったという…。
自分の南像は果たして好きな方から見ればどうなのか自信がなかったので、
南好きの方に色々とお伺いしてみた所、根本にあるイメージは私と大体が同じということがわかり、
そこからはもう己の萌えるシチュエーションを忠実に再現したら、こんなに恥ずかしいものが…!

なんかこう…昔から 「密室」 に萌えるんですよ。狭い空間に好きな人と2人閉じ込められる
シチュエーション萌え。恋人同士じゃなくて、友達以上 恋人未満 くらいの関係がベストです。
こういう現実ではそう訪れそうにないハプニングがきっかけで、好きな人との距離が縮まるのって
なんかいいかもなーという妄想。結局は己の趣味全開の展開になってしまってすんまそん。(笑)

ちなみに通常の部室ロッカーだと人が入るスペースはよくても1人が限界だと思うので、苦し紛れに
「資料用 ロッカー」 とやらをでっち上げてみました。2枚目の奥にあるちょい大き目のヤツです。
文章がこれ以上説明くさくなるのを避けるべく、慌てて3枚目の画像を用意。 百聞は一見…に なってるといいが。(笑)
最初は掃除用具入れにしようかとも思ったんだけど、流石に掃除道具と一緒っつーのはねぇんじゃねえの?と
思い直した結果こうなりました。 いずれにせよ、 ひとり言のやたら多い男、南 健太郎 (15)

自分でつけといて何ですが、タイトルもこっ恥ずかしいです。 てれて ZIN ZIN レベルの気恥ずかしさ。
南を描くのは今回が初めてだけど、楽しかったです。そして自分的に描きやすい事が判明。(笑)
ロッカーの中だしもっと薄暗いハズなんだけど、あまり暗くすると 見えませんよコノヤロウ!
お叱りを受けそうなので明るめで。 見ている貴方の 心の灯火が 南へ贈るスポットライト

…微妙にうまい事言えたような錯覚に陥ったところでシメようかと。画像も最高枚数、ボリュームも
多分いつもの 倍以上 という特別扱いですが、アンケート以来ずいぶん長くお待たせしてしまったので
今回はスペシャルな感じでお届けしました。 次回は…はじめちゃんかな?










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